１０代の頃は瀬戸内寂聴さんの影響を受けていたので、好きな女性キャラは瀬戸内さんと同じく、
１位 六条御息所
２位 朧月夜
でした。
でも今は・・・う～ん、朧月夜は変わらず好きですが(朱雀帝に入内することが決定していたのに光源氏との恋に落ちてしまった女性。光源氏の政敵の娘なので、光源氏と朧月夜はさながら和製版ロミオとジュリエット)、六条御息所はねぇ・・・怖いよ＾＾；
六条御息所は光源氏への愛が重すぎて生霊・死霊となり、光源氏の周りにいる女性達(夕顔、葵の上、紫の上、女三の宮)を殺してしまったり、重病に陥らせてしまう女性です。
嫉妬心が強すぎて・・・生き辛そう。
六条御息所は光源氏よりも７歳年上です。それがコンプレックスで、「いつ光源氏に捨てられるか・・・」と思い悩んでいた様子。
うん、まぁ、そこは同じ女性として分かります。もし３５歳の女性に２８歳のイケメン彼氏ができたら・・・付き合い始めは楽しくても、「いつ若い女に乗り換えられるか・・・」とビクビクしちゃいますよね。
勝手な推測ですが、六条御息所はさそり座の女じゃないかと、昔から思っています。というのは、私自身がさそり座の女で、生真面目で、思いつめやすい性格なので、六条御息所の気持ちがよく分かるんですよ(笑)。大学時代の友人達にも「六条御息所に似てる」って言われたなー・・・。
私は生霊にはなりたくないですけどね(笑)。
最近はよく「『源氏物語』の中で幸せな女性って誰だろう？」と考えるのですが・・・ううう、なんか、『源氏物語』の女性達って皆不幸に見える・・・(´；ω；`)
唯一「この人は幸せかな？」と思ったのは源典侍です。脇役ですけど。
御所に勤めるキャリアウーマン。恋多き女で、長年の付き合いがある恋人もいるのに、光源氏や頭中将と浮気して「私を取り合って喧嘩しないで～♪」って喜んでる人。当時、源典侍は５７～５８歳、光源氏は１９歳、頭中将は２０代ですよ。おばあさんが「若いイケメン達にモテモテの私♪」って自分に酔ってるわけです。
・・・六条御息所もこんなふうに気楽に思えたら、生霊にならずにすんだのにね( ；∀；)
源典侍は滑稽ですが、嫌いじゃないです。読者をクスッと笑わせてくれる存在です。
考えてみたら、千年前の古典文学にギャグが描かれてるってすごくないですか。
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