『源氏物語』を原文で読む

広島市中区・安佐北区で源氏物語講座を行っている講師のブログです

『源氏物語』ありきの私の人生

今日は私と源氏物語について書こうと思います。

 

私が『源氏物語』と出会ったのは小学4年生の時でした。

 

友達と外で遊ぶよりも本を読むことが大好きな文学少女だった私は、その日も小学校の図書室で本を探していました。

 

その時に見つけたのが、子供向けに描かれた『源氏物語』の漫画(たぶんこれです

https://www.amazon.co.jp/源氏物語-くもんのまんが古典文学館-冴木-奈緒/dp/4875765207)

 

わ~、すごく素敵な絵。綺麗なお姫様がいっぱい出てくる~。

 

私は夢中になって、その漫画を何度も何度も読みました。そして大学生になったら、私は絶対に『源氏物語』を勉強する!と決意しました(後年、大学に入ってから、そのことを某教授に話したら「え~、ヘンな小学生ですね~(汗)」と言われました・笑)。

 

10歳の時の誓いどおり、東京の大学の文学部に入学した私。ゼミはもちろん『源氏物語』を研究できるところを選びましたが、それだけでは飽きたらず、源氏物語研究会というサークルにも入りました。

 

卒業後は一旦OLになったのですが、「やっぱり私は『源氏物語』が好き。もっともっと勉強したい!」と思い、OLは2年で辞めて、大学院に入り直しました。

 

大学院2年目の時、大学時代の先輩だった夫と結婚。夫との出会いは大学時代の源氏物語研究会でした。結婚したのは源氏物語千年紀の年(つまり2008年)。

 

博士前期課程は無事に修了し、博士後期課程にも進んだのですが、大学院4年目の時に出産することにしました。

 

長女の名前は『源氏物語』の巻名からとりました。

 

紅葉(紅葉賀)、(澪標)、よもぎ(蓬生)、初音みゆき行幸)、まき(真木柱)、若菜みのり(御法)・・・等。

 

さて、長女の名前はどれでしょうか?(笑)

 

源氏物語』と出会ったことで、私の人生は大きく変わりました。『源氏物語』がなければ、私の人生はまったく違うものになったことでしょう。

 

千年経っても色褪せない魅力が『源氏物語』にはあると思います。あなたも読んでみませんか?