8月1日と22日にカルチャータウン高陽校さんにて源氏物語講座を行いました。読んだのは常夏巻。参加者は7名でした。
今回皆さんと原文で読んだのは以下です。
・玉鬘の処遇に悩む光源氏
・近江の君を持て余す内大臣
どちらも「男の悩み」が綴られた場面ですね(笑)。光源氏のは恋の悩み、内大臣のは父としての悩みです。
玉鬘への想いを断ち切らねばと思いつつそれができない光源氏は「玉鬘を六条院に置いたまま結婚させて、玉鬘の夫の目を盗んで時々逢い引きしようかな」と考えます。「男性経験のない女性に手を出すのは気が引けるけれど、人妻になってしまえば気兼ねしなくていいし」ということらしいのですが・・・ひどいですね(笑)。
内大臣は今まで存在を知らなかった娘・近江の君を引き取るのですが、近江の君の無作法さに頭を抱えています。「大貴族の邸に放り込まれた庶民(のような生活をしていた)娘」と聞くとつい悲劇を想像してしまいますが、近江の君は『源氏物語』のコメディ担当です。周囲から見下されても、近江の君はめげません(無知ゆえに、バカにされていることに気づいていないのですが・汗)。近江の君の明るさに救われます。応援したくなるキャラクターです。
次回のご案内↓
テーマ:篝火巻を読む
日時:9月5日(月)&12日(月)10時半~12時
場所:カルチャータウン高陽校
(広島市安佐北区亀崎1-1-6フジグラン高陽 別棟グルメアベニュー2階)
受講料:1100円/回(税込)
※別途、カルチャースクールの入会金が必要です。
持参物:筆記用具
第3月曜日である19日が祝日なので、12日に講座をやります。
興味を持ってくださった方は下記までお問い合わせください。
070-1443-3396
(10時~20時オープン。日曜祝日はお休みです)
よろしくお願いします。