『源氏物語』を原文で読む

広島市中区・安佐北区で源氏物語講座を行っている講師のブログです

安佐北区亀崎で第4回源氏物語講座を行いました

昨日は7名の受講者様と共に桐壺巻を読みました。

 

もちろんいきなり原文で読むのは現代人にとっては難しいので・・・。

 

桐壺巻は光源氏が何歳の時のお話なのか?(答えは誕生時~12歳です)

巻名の由来は?

主要登場人物は?

 

上記のことを確認してから、あらすじを追いつつ、所々原文で読みました。

 

系図平安京条坊図内裏図清涼殿・後涼殿図なども資料として用いています。

 

源氏物語』は千年も前の文学ですから、いろいろな資料があったほうが理解しやすいと思うのです。この講座のモットーは「初心者にも分かりやすく、楽しく」なので、丁寧に説明することを心がけています。

 

 

レジュメを作成しながら改めて思ったんですが、桐壺帝(光源氏の父)は「愛のためなら掟を破る人」ですね。愛したら一直線! 常識なんて気にしない!

 

純愛には違いないのですが・・・桐壺帝の愛は重すぎますね(汗)。好きな女(=桐壺の更衣光源氏の母)ができたら昼も夜も彼女を側から離さず、他の后妃はほったらかしって・・・。そりゃ、弘徽殿女御(桐壺帝の妻のひとり)達も怒りますって^^;

 

桐壺の更衣亡き後、引きこもりになってしまった桐壺帝。桐壺の更衣そっくりの藤壺が入内したことでようやく元気を取り戻したのはいいんですが・・・やっぱり「愛のためなら掟を破る人」。后妃の元へ元服前の光の君(=光源氏)を同伴する。そこで藤壺を垣間見た光の君は彼女に恋をしちゃうんですね~。

 

光源氏藤壺が後年密通するわけですから、言ってみれば桐壺帝は被害者の立場なんですけど、光源氏の初恋は桐壺帝がそそのかした結果だと思うと、ちょっと同情しにくいですね^^;

 

光源氏藤壺の禁断の恋はせつなくて好きです。

 

来月は帚木巻を読みます。藤壺への恋心を秘めたまま17歳になった光源氏はどんな青春を送るのでしょうか?^^

 

コロナの影響により密を避けるため、来月から月2回(第1月曜日&第3月曜日)の講座となります。

 

来月の御案内↓

テーマ:帚木巻を読む
日時:月3日(月)8月17日(月)、いずれも10時半~12時(※3日と17日は同じ内容です)
場所:カルチャータウン高陽校
   (広島市安佐北区亀崎1-1-6フジグラン高陽 別棟グルメアベニュー2階)
受講料:1100円/回(税込)
    ※別途、カルチャースクールの入会金が必要です。
持参物:筆記用具

 

興味を持ってくださった方はカルチャータウン高陽校さんまでお問い合わせください。
070-1443-3396
(10時~20時オープン。日曜祝日はお休みです)

 

 

 また、安佐南区上安でも同じ内容の講座をしておりますので、こちらのほうがアクセスが良い方は下記までお問い合わせください。


日時:第3木曜日10時半~12時
場所:デザインスタジオBHM
   (広島市安佐南区上安2-5-25-301)
受講料:1100円/回(税込)
持参物:筆記用具

連絡先:082-559-589
    yumeno_ukihashi1008@aol.com

 

よろしくお願いいたします。

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