3月6日と20日にカルチャータウン高陽校さんにて源氏物語講座を行いました。今回読んだのは藤裏葉巻。遂に第一部最後の巻です。参加者は11名でした。
今回原文で読んだのは
・結婚した夕霧に光源氏が訓戒する場面
・紫の上と明石の御方が初めて対面する場面
です。
かつて内大臣に仲を裂かれた夕霧と雲居の雁がようやく結婚しました。私はこの二人の純粋な初恋が大好きなので苦しい歳月を乗り越えて結ばれて、本当に良かったね…と思うのですが、この夫婦に関しては第二部でどんでん返しが待っているんですよね。紫式部のこういうところ、本当に好きです(笑)。
紫の上と明石の御方は本当に良くできた人ですよね。恋のライバルと友情を育むって誰にでもできることではないと思います。
光源氏が准太上天皇となり、第一部は「めでたしめでたし」で幕を閉じました。が、ここで終わらないのが『源氏物語』の素晴らしいところです(第一部で終わっていたら、千年もの間、世界中で高く評価されることはなかったかもしれません)。「生きるって何?」「幸せって何?」と読者に問いかける第二部こそが『源氏物語』の神髄です。次回の講座からいよいよ第二部に入っていきます。
次回のご案内↓
テーマ:若菜上巻①を読む
日時:2023年4月3日(月)&17日(月)10時半~12時
場所:カルチャータウン高陽校
(広島市安佐北区亀崎1-1-6フジグラン高陽 別棟グルメアベニュー2階)
受講料:1650円/回(税込)
※別途、カルチャースクールの入会金が必要です。
持参物:筆記用具
※今まで1ヶ月に一帖ずつ読んできましたが、若菜上下巻はボリュームがあるので、それぞれ①②に分けます。
※光熱費を含む物価高騰のため4月から月謝が変わります。ご了承ください。
興味を持ってくださった方は下記までお問い合わせください。
070-1443-3396
(10時~20時オープン。日曜祝日はお休みです)
よろしくお願いします。