本日は第5月曜日だったので単発講座を行いました。テーマはいつもと趣向を変えて「『更級日記』を読む――『源氏物語』との関係を中心に――」としました。参加者は7名です。
『更級日記』は『源氏物語』大好き少女だった菅原孝標女が書いた日記です。孝標女は「日本最古のオタク」と呼ばれている女性ですね(笑)。彼女は11歳の時に『源氏物語』の話を断片的に姉や継母から聞き、『源氏物語』を通読したいがために仏様まで作って祈り、14歳になってようやく『源氏物語』全巻をおばさんからもらったら昼も夜も読みふけって文章を覚えてしまうような人でした。
ちなみに私は10歳の時に『源氏物語』と出会い、それ以来、『源氏物語』と共に人生を歩んできたので、大学時代の仲間から「孝標女に似てるよね」と言われていました(笑)。光栄です。
今日の講座では『更級日記』の内容を年表に沿って把握した後、『源氏物語』に関する箇所を原文で読みました。
少女時代は「光源氏や薫のような人に愛されたい♡ 夕顔や浮舟のような人になりたい♡」と言っていた孝標女が、結婚して現実を知って、「光源氏や薫みたいな素敵な人なんていないんだわ・・・」と思ってしまうのは何ともせつないですね^^;
来月のご案内です↓
テーマ:須磨巻を読む
日時:6月7日(月)&6月21日(月)10時半~12時
※7日と21日は同じ内容です
場所:カルチャータウン高陽校
(広島市安佐北区亀崎1-1-6フジグラン高陽 別棟グルメアベニュー2階)
受講料:1100円/回(税込)
※別途、カルチャースクールの入会金が必要です。
持参物:筆記用具
興味を持ってくださった方は下記までお問い合わせください。
070-1443-3396
(10時~20時オープン。日曜祝日はお休みです)
次の単発講座は8月の予定ですが、こちらはまた改めてご案内します。よろしくお願いします。