数ヶ月前にNHKの某番組で紹介されていた、小迎裕美子氏の『人生はあはれなり・・・紫式部日記』という漫画を購入して読んでみました。
いや~、面白かったです。コメディ調で書かれているので笑えました。
『紫式部日記』自体も読みましたが、古文で書かれているので、現代人にはイメージしづらい部分もあるじゃないですか。でもこうやって絵にしてもらうと分かりやすいですよね。現代人の間では無名な人(紫式部の同僚とか)もどんな人だったのか覚えやすいですし。
この漫画を読んで印象に残ったのは、中宮彰子の苦労です。名家のお嬢様にもいろいろありますよね・・・。
私が一番気に入ったのは、紫式部が藤原宣孝と結婚するシーンです。
宣孝(イケメンとは言い難い顔に描かれている)に寄り添い、「マンガやドラマのようにはいかないのが人生ね・・・。思ってたのとちがった」とか、「目を閉じれば、ホラ、ロマンチック」と思う紫式部。
面白い。うん、白馬の王子様なんてめったにいないんだよね(笑)。
この本は第2巻で、第1巻は『本日もいとをかし!!枕草子』という作品だそうです。1巻も2巻もタイトルが非常に良いですね。
1巻も欲しくて出版社に問い合わせてもらっているのですが、品薄ということで、まだ手に入っていません・・・。早く読みたいなぁ。