『源氏物語』を原文で読む

広島市中区・安佐北区で源氏物語講座を行っている講師のブログです

第6回「いいね! 光源氏くん」感想

う~ん、今回は個人的にはイマイチだったかな。前回はラブストーリーだったのに、急にSFになりましたね(笑)。

 

フィリップは悪い人なのかと思っていたんですが、良い人なのかな? でも悪役の可能性も捨てきれない・・・。言ってることがぶっ飛んでるので、果たしてこの人がまともな研究者なのか、ちょっと心配になっちゃいますね(笑)。

 

沙織殿はちょっと卑屈になりすぎですね^^;

 

美人な妹にコンプレックスがあるのは分かるし、そういうところが一般人の共感を得られるんだと思うんですけど、妹は優しくていい子だし(「姉が地味で妹が美人」なパターンだと、「姉を見下すイヤな妹」が登場することも多いのに)、お母さんも「姉を放っておいて妹だけをかわいがる」ような人ではなくて、明るくて楽しい、いい人です。

 

それなのに、どうして沙織はあんなに「どうせ私なんて・・・」って繰り返すの? ひねくれちゃうような家庭環境じゃないよね? もしかして、昔、好きな人が詩織のことを好きで、失恋したとか?

 

しかも今はイケメン4人(光くん・中ちゃん・カインくん・ヒカルさん)が代わる代わる「キミは素敵だよ」って言ってくれるのに。

 

ちょっと今回の沙織にはうんざりしちゃったな~。

 

沙織と詩織のお母さんのエピソードは面白かったです。

 

紫式部の和歌を聴いて涙する『源氏物語』のキャラクターww すごい図www

 

光くんと中ちゃんのコンビは本当にかわいくて、癒されるんですけど、原典の光源氏と中将はこんなに純真無垢な人じゃないですよね^^; 二人とも百戦錬磨のプレイボーイですよ?

 

あの光くんが義母(藤壺)に横恋慕したり、人妻(空蝉)に手を出したり、年上の未亡人(六条御息所)とドロドロの恋愛したり、兄ちゃんの婚約者(朧月夜)を横取りしたりしたとは思えませんね。

 

まぁ、コメディだからいいですけど(笑)。

 

そして、いきなり京都へ!!

 

古代史好きの私にとって、京都(と奈良)は聖地なんです。何度も行きました^^

 

京都編、楽しみです。しかし謎を解くためじゃなく、スイーツ目当てで京都に行っちゃう平安貴族二人・・・(笑)。

 

ドラマを観てたら京都に行きたくなっちゃうな~。コロナが落ち着いたらまた行きたいな~。