今日は大学時代の思い出について書いてみようと思います。
大学時代、私は源氏物語研究会というサークルに所属していました。源氏物語研究会の創部から廃部までの歴史についてはこちらの記事を御覧ください。
このサークル、実は変人の集まりでした(笑)。友人達には「おまえが一番変人だろ!」と常々ツッコまれていましたが。
二代目部長だった私から三代目部長に代替わりした後、ある女子部員がこう提案しました。「それぞれにあだ名をつけようよ♪」。
彼女がつけたあだ名は以下。
・2代目部長(私。4年生女子)→院(後輩に位を譲ったから)
・3代目部長(2年生女子)→帝(サークルのトップだから)
・あだ名をつけた部員(4年生女子)→検非違使(サークルの影の支配者(笑)で、サークル内を取り締まっていたから)※検非違使=警察
・1年生女子→尚侍(かわいい女の子だから)
・1年生女子→斎宮(同上)
・1年生男子→従五位(・・・^^;)
唯一の男子の扱いがひどいですよね(笑)。「せめて正五位にしてやれよ」っていう(笑)。
ちなみに私は『源氏物語』大好き人間だったので、「式部」とも呼ばれていました(もちろん「紫式部」の略です)。
大学のキャンパスで、サークル仲間が「しきぶ~♪」とか「いん~♡」などと私を呼ぶわけですよ。ヤバくないですか?(笑)
部外の学生さんにギョッとされたこともあるし、「うちの大学に怪しげなサークルがあるらしいよ・・・」と噂されていたこともありました(笑)。
私が初めて会った学生さんに「はじめまして~」って挨拶したら、「あっ、あなたのこと知ってますよ。源氏物語研究会の人ですよね?」って言われたことも。いつのまにか有名人になっていたようです(笑)。高校生までは目立たない存在だったのに・・・。人生何があるか分かりませんね。
あだ名をつけてくれた女子部員はこういう提案もしれくれたことがあります。「『源氏物語』の巻名を皆で覚えようよ♪」。
『源氏物語』は五十四帖あります。巻数が多いので、『源氏物語』の愛好家でも、巻名を順番に言える人ばかりではないと思うんです、たぶん。
彼女は、当時流行っていた、SMAPの「世界に一つだけの花」のメロディーにのせて、『源氏物語』の巻名を歌い上げる方法を編み出しました。
つまり、「花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた」の箇所を「桐壺、帚木、空蝉、夕顔、わかむら(若紫の略)、末摘花、紅葉賀」と歌うんです。
才能豊かな友人だと思います。
彼女のおかげで部員全員が五十四帖を完璧に覚えられました。
それを顧問の先生に報告すると、先生はご自分の授業に私達を呼び、一般の学生さん達の前で歌わせました。
学生さん達、ドン引き・・・(笑)。
「うわ~、こいつらヤベーよ」と直接言われたりはしなかったですが、同級生男子から軽蔑の眼差しを注がれたのは未だに覚えています(笑)。
私達は確かにかなり変わった集団だったと思います。でも、私は源氏物語研究会のおかげで、大学4年間がとても楽しかったです。彼らに出会えて幸せでした。
[http://
人気ブログランキング:title]